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PAPERBACK WAREHOUSE - For used paperbacks only.
読み古し「紙表紙本」の倉庫的Blog
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Wed - July 28, 2010

The Third...


ペルー生まれなんだそうだ。従って、母国語はスペイン語。名前もスペイン語風に「ボリス・ヴァレイホ」と発音するのがイケテルのかな? ともあれ、そのBoris Vallejo なんだけれど……かつてこの日本にその「原画の八割が収蔵されている」一大コレクションが存在したことをご存知だろうか? 場所は、東京都中央区日本橋の旧ツムラビル(現スターツ八重洲中央ビル)。その「華麗なファンタジイ空間」へ「SFM編集部を含めた総勢14名」からなる1個小隊を率いて突入(?)した「宇宙軍大元帥」こと野田昌宏氏による「『ツムラ・コレクション』訪問記」(『SFマガジン』1996年3月号)より引けば——
 津村夫妻に迎えられて展示室に足を踏み入れた途端、想像を遥かに超える華麗な空間の展開に、ただ激しく息を呑む皆の気配だけがあたりを包んだ……。
 銀座通りの喧騒からほんの壁一枚隔てて構築された素晴らしいSF/ファンタジイ空間は、めくるめく色彩の渦となって我々に迫って来る……。
この「ツムラ・コレクション」、株式会社ツムラの三代目(当時の肩書きは「会長」)が個人で収集したものを、創業の地でもある日本橋の自社ビルで公開。「個人美術館、それも外国映画などによく出て来る大富豪のコレクターが命よりも大切な収集品を自分好みの最高な環境にディスプレイして愛玩している……という、まさにあの乗り」(同)。この三代目氏、バンジョーの世界的コレクターとしても知られ、Banjos: the Tsumura Collectionなる一書も上梓。野田大元帥によれば「バンジョー、ディキシー、アームストロング……という幅広いアメリカ・ポピュラー・カルチャーの延長としてのSF空間にボリス・ヴァレイホ……というのが実に決まっている」のだとか。「な? 判るだろう?/ここにエムシュウィーラーが来たのでは違うのだ。ロバート・マッコールでもない。/まぁ、フラゼッタなら悪くないが、やはりぴたりとは決まらない。/ちょっとだけ品が良過ぎる。/どうしても、ここはボリスなのである……!」。

うーむ、エムシュウィーラー(Ed Emshwiller)やロバート・マッコール(Robert McCall)ではダメだと言う理由がイマイチよく分からないのだけれど(しかし、James Avatiでないことだけは確か。尾崎俊介著『紙表紙の誘惑』には「晩年を迎えたアヴァティが、経済的な理由から自分の所有している表紙絵の原画の一部を売却することにしたため、彼の表紙絵の愛好者の間で一種のオークションを開催することになった」経緯について紹介。その結果、著者もMyron S. Kaufmannという作家のRemember Me to God, Singet Books T1578の表紙絵の原画を入手したと言うのだけれど——その作風といい、原画流出の経緯といい、「華麗なファンタジイ空間」とはあまりにも不釣り合い)、とは言え、ものには勢いと言うものがある。「な? 判るだろう?」と問われれば、「判る、判る」と二つ返事で同調して——そう、どうしても、ここはボリスなのである(それも、「ボリス・ヴァレイホ」。まかり間違っても「ボリス・ヴァレイジョ」と発音してはイケません)……。

SFインターフェース講座 野田昌宏のもってSFしてみよう!

ツムラ事件 野田昌宏一行がツムラビルを訪問したのは1995年12月。しかし、それから一年も経たない1996年10月、株式会社ツムラでは巨額背任事件が発覚。連結子会社への不正債務保証で本社に70億円の損害を与えたとして商法の特別背任罪に問われた津村昭会長ら5人が逮捕。その後、同社は創業以来の同族経営体制を一新。創業者一族以外からはじめて社長に就任した現社長の下、津村昭会長(1976年から95年まで社長)時代に推進した多角化路線を転換、保有資産の整理にも着手。2007年には「ツムラ・コレクション」を展示した八重洲のツムラビルも売却。「売家と唐様で書く三代目」。あゝ、あの「華麗なファンタジイ空間」は、今……?

Posted at 10:23 PM   |
Thu - July 22, 2010

It's my job...


罪なやつさ Ah PACIFIC~。いやー、本当に罪なやつ。PACIFICが。じゃなくて、見る百科全書。この本(定冠詞が付かない方のEncyclopedia of Science Fiction)のおかげで、この一週間あまり、ひたすら、データ入力。何しろ、この本、前回のエントリでも述べたごとく、全編これ“目の歓び”に満ち溢れた見る百科全書。もう、楽しいんだ。楽しさあまって、つい、余計なことを考えてしまった。SFは、目で(も)楽しむ文学。数ある文学賞の中でもアーティスト部門を設けているのはヒューゴー賞だけ。当然、お気に入りのアーティストによる装画をお目当てに“ジャケ買い”なんてことも、ザラ。で、ある以上、わがPWの書誌データにも「Cover Artist」という項目を加えるべきではないか? 幸い、ジャンルSFの場合、ISFDB という超強力なデータベースを利用することも可能。もちろん、必要に応じて現物に当るのは当然。ま、全部やるのも大変だろうから、歴代のヒューゴー賞受賞者に絞る、というテもある。ともあれ、「やってみなはれ」(佐治敬三)。

Sol Immerman
Sol Immerman
Harry Bennett
Harry Bennett
Barye Phillips
Barye Phillips
Robert McGinnis
Robert McGinnis
Frank Kelly Freas
Frank Kelly Freas
Richard Powers
Richard Powers
Vincent Di Fate
Vincent Di Fate
Boris Vallejo
Boris Vallejo

で、やったンだ。最初は、ヒューゴー賞プロアーティスト部門の受賞者限定。しかし、データベースというものは、網羅的であってこそ意味がある。と、悪魔の囁き(?)。で、つい、フラフラと、これはと思う作品ならば虱潰しに、というふうに戦線を拡大。しかし、それでも、まだ、何かが、囁く。えーい、だったら、SF・ファンタジー・ホラー限定で、ぜーんぶ。これなら文句があるまい。え、ある? 確かにねえ。どうせここまでやるンなら、ペーパーバック草創期を彩ったあの巨匠たち を無視するテはない。で、到達した結論:SF・ファンタジー・ホラーは全部&ヴィンテージ・ペーパーバックについても、ヒントがある限りは、とことん。手元の文献やインターネットソースでウラが取れないものは、現物を引っぱり出して、虫眼鏡でじっくり表紙を検分。うーん、このボールペンの試し書きみたいな書き込み、もしかして、署名? ビンゴ! 後にPocket Booksのアートディレクターとして辣腕を振るうSol Immermanその人の署名(左上)。

そんな地を這うような(?)努力の結果が、384人のカヴァーアーティストと1,050冊のペーパーバック(現在、在庫がある分のみ。在庫切れの分も含めると、405人&1,278冊)。一冊の見る百科全書がもたらす“目の歓び”が転じた真夏の重労働。ホント、「罪なやつ」。でも、ペーパーバックの表紙に書き記されたわずかばかりの痕跡を手がかりにその作者を探し当てる作業は、煩雑ではあるが、楽しくもあった(いろんな小ネタも掘り当てたしネ)。何か、語りかけてくるんだ、「これがオレの仕事だ」と。無署名ならばいざ知らず(実際、自分が担当したイラストレーションに署名を書き込むことを許されたアーティストなんてむしろ少数派。圧倒的多数は「描き人知らず」。Pocket Booksのアートディレクター時代、本の裏表紙等にカヴァーアーティストの名前を表記するようルールを定めたのが前述のSol Immerman)、せっかく署名が残されているンだ、そのボールペンの試し書きみたいな書き込みから描き人を探し当てることが、オレの、仕事……。

Posted at 10:38 AM   |
Tue - June 29, 2010

The Encyclopedias...


英語学習者にとっては知る人ぞ知る“英語トリビア”の宝庫『英語語法大事典』(編集代表・石橋幸太郎、大修館書店)からこんなQ & A——。

88. History of, A History of, The History of

Q. 論文の題名として,次の3つのうちでどれがいちばん適当でしょうか.冠詞の種類,有無によって何か意味上の違いがあるのでしょうか.
(1) History of European Civilizaton
(2) A History of European Civilzation
(3) The History of European Civilization

Ans. (2) が一番よいと思います.(1) も (3) も間違いではありません.3つの形について説明しましょう.
(1) History of European Civilization
 たとえば Trevelyan 著の歴史はこの形式の書名で,History of England です.一般的に言って of-Phrase を伴う名詞が無冠詞で用いられるのは,見出し,呼びかけなど簡略を必要とする場合に多いのです.(略)
(2) A History of European Civilization
 題名として最も普通な形です.A History of ... といえば「...に関する歴史の本(の一つ)」で,上記の本の表題は a book dealing with the history of European civilaization というほどの意味です.
 J. R. Green の書いた本に A Short History of the English People という本がありますが,英国民の歴史を書いたものとしてこれもその一つ,といった控え目な意味を持っています.A Study of ... も同様で,題名として良く使われます.(略)
(3) The History of European Civilization
 このように定冠詞がついた場合,2つのことが考えられます.一つは,一般に「ヨーロッパ文明の歴史」を表す場合です.The history of Europe といえば通常「ヨーロッパの歴史」(=European history)のことです.しかし表題として使えば,(2) の不定冠詞の場合と違って,「欧州文明の唯一の(または代表的な)歴史(書)」といった意味で,衒学的な感じを与えるおそれがありますので,一般には避けられるようです.しかし,有名な Macaulay の歴史は The History of England であります.(略)

Encyclopedia of Sceince Fiction長々と引用したけれど——つまり、The Encyclopedia of Science Fictionは、Encyclopedia of Science Fictionとしてもよかったし、An Encyclopedia of Science Fictionとするテもあった。しかし、Peter Nicholls以下、編纂スタッフは、あえて「衒学的な感じを与えるおそれが」あるThe Encyclopedia of Science Fictionを選んだ。なぜなら、自分たちの本は、それに値する内容だから——と、まあ、そういうことなのだろうけれど、実は、もう少し別の可能性——言うならば、好むと好まざるとに関わらず、そうせざるを得ない“大人の事情”があった——そういう可能性が、ある。と言うのも、同書刊行の前年(1978年)、その名もEncyclopedia of Science Fiction(edited by Robert Holdstock, Octopus Books)なる書物が既に刊行されておったのだヨ。

で、この二冊だけでも十分、事態は混線気味なのだけれど、ここにもう一冊(!)、The Visual Encyclopedia of Science Fiction(edited by Brian Ash, Pan Books)。刊行は1977年。そう、Encyclopedia of Science Fiction刊行のさらに一年前。この三冊のThe Encyclopedias(デスメタル系あたりのバンド名にありそう?)、出版をめぐってはどのようなbackstage dealingがあったのかは知る由もないのだけれど——でも、色々あったんだろーなー。色々あって、それぞれが、それぞれのタイトルに落ち着いた。もしかしたら、それぞれの編集部が希望するタイトルを出し合って、バッティングした場合、編集者同士のくじ引きで決着——なーんて場面さえあったのでは。そんな妄想が膨らむほど、この三冊のタイトル、合ってないんですよねぇ、中味と。たとえば、この三冊の中で最も図版が豊富(=ヴィジュアル)なのはどれ? 当然、The Visual Encyclopedia of Science Fictionだと思いますよね。確かに、それなりに図版も豊富ではあるんだけれど、大半が白黒で必ずしも“目の歓び”に奉仕する編集とはなっていない。むしろ、全編フルカラーでサイズも縦30.6cm、横22.2cmと画集ばりの迫力を誇るEncyclopedia of Science Fictionこそ、全編これ“目の歓び”に満ち溢れた見る百科全書。そう、この本こそ、The Visual Encyclopedia of Science Fictionというタイトルにふさわしい。

でも、どういう事情だかは知らないけれど、The Encyclopedias 1号がひと足早くそのタイトルを使ってしまったンだ。で、The Encyclopedias 2号としてはやむなく肝心要の“Visual”を取ったEncyclopedia of Science Fictionと名乗ることにした(頭の定冠詞を省いたのは、イマイチ、このタイトルに自信を持てない編纂スタッフの躊躇の現れ?)。さて、こうなると、The Encyclopedias 3号としてはどうしたものか。そりゃー、もう、ここは断固、頭に定冠詞をくっ付けて差別化を図るしかないじゃないか。たとえそれで「衒学的な感じを与える」ことになろうとも、だヨ。第一、そもそもオレ様はジャンルSFの「唯一の(または代表的な)」生き字引(1980年、ヒューゴー賞の最優秀ノンフィクション書籍部門を受賞したのはこのオレ様)、衒学的で何が悪い——そう、居直ったのかどうかまでは、定かではない……。

Posted at 04:45 PM   |
Mon - June 21, 2010

Encyclopedic...


は~るばるきたぜ函館へ~。本日、弊サイトの登録作家総数が晴れて(?)1,800人の大台に到達(対象は現時点で在庫のある作家のみ。現在、在庫切れとなっている作家を含めた場合、2,092人。さらに、検索対象から外しているBARGAINS!登録の作家も含めれば、2,402人!)。この数字、どれだけスゴイ(と、自分で勝手に思っているだけなのだけれど)のかと言えば——ここに、漬物石としても使えそうな一冊の本がある。題してThe Sceince Fiction Encyclopedia edited by Peter Nicholls(1979年、Doubleday/Dolphin Books刊)。横17.4cm、縦25.5cm、厚さ4.5cm、重量に至っては実に1kg超(使っている秤が1kgまでしか計量できンのですワ)。ペーパーバックとしてはもうこれ以上ないというくらいのスーパーヘヴィー級。この一巻のSF大百科に記載されている人名の総数が——“Taking Authors, Editors and Critics together (there is a substantial overlap between the three groups), and not counting pseudonym cross-references, there are 1817 entries.”。

The Science Fiction Encyclopedia
The Encyclopedia of Science Fiction
1979年刊行の米版(左)と1981年刊行の英版(Granada Pub.)。タイトルが異なる他、紙質の関係で米版の方が少し厚い。
そう、1980年にヒューゴー賞の最優秀ノンフィクション書籍部門(Hugo Award for Best Non-Fiction Book)を受賞した記念碑的労作に記載されている人名数とわがへっぽこデータベースに登録されている作家の数が、ほぼ同数。ね? ワタシが少しばかりハイテンションなのもこれでお分かりいただけますよね? もっとも、このSF大百科に記載されている人物名は当然のことながらすべてジャンルSFの関係者。同様に弊サイトの登録作家数をジャンルSFに限定すれば——なーんだ、たったの400人(ちなみに、ミステリに限定した場合は617人。この数、決して捨てたものではない。新潮社版『海外ミステリー事典』に記載されている作家項目は全部で664。また、The Sceince Fiction Encyclopedia同様の漬物石本であるEncyclopedia of Mystery & Detection edited by Chris Steinbrunner & Otto Penzlerの場合は“more than 500”。ま、このことから判るのは、The Sceince Fiction Encyclopediaがいかに網羅的な記載を誇るかということ。頭に定冠詞が付くのも首肯ける)。うーん、どうにか函館まではたどり着いたけれど(って、アンタ、どこへ行くつもり?)、まだまだ先は遠い……。

Posted at 03:15 PM   |
Wed - June 9, 2010

I'd be on....


何か、小舅めいて嫌なんだけれど——「イギリスの出版社ペンギン・ブックス(Penguin Books)社から、児童書を対象に1941年に創設された廉価な文庫シリーズ」——研究社版『英米児童文学辞典』(定松正・本多英明編)ではPuffin Booksについてこう記した上で、次のような情報を補足——「またパフィン・ブックス創設当初からパフィン絵本(Puffin Picture Books)も併せて出版された」。実はこれ、必ずしも正確な記述とは言えない。Puffin Picture BooksがPuffin Booksと「併せて出版された」のではなく、まず1940年にPuffin Picture Booksが創刊。その翌年、ひとつ年下の妹として誕生したのが現在のPuffin Booksに相当するPuffin Story Books。つまり、そもそもPuffin BooksはPuffin Picture Booksとしてスタート。今年、Puffin Booksが生誕70周年 をアピールしているのもPuffin Picture Booksが産声を上げた1940年から数えての話。

そんなPuffin Booksだけれど、ペンギン一家の長男(Penguin Books)や次男(Pelican Books)とは違って早くからフリルの付いた衣装=ピクトリアルなカバーでお粧し。これは、初代編集長であるEleanor Grahamの意向。彼女が最初にAllen Laneから児童向けのペーパーバック叢書について相談を受けた際、彼女の脳裏によぎったのは——“I had seen too many cheap series of children's books – out-of-copyright 'classics', badly printed on rough paper, unillustrated. (...) To make myself quite plain, I told him I should not want to have anything to do with paperbacks on that level”(引用はPenguin Collectors Society が年一回刊行しているMiscellanyの1991年版、Miscellany 6: Happy Birthday Puffinより)。これにつづいて彼女が言ったのは——“but if he was thinking of a series comparable with his Penguins, with the best of the new work then being done for children... why, then I'd be on – my goodness, l'd be on!”。

A Child's Garden of Verses Alice's Adventures in Wonderland Smoky The Lion, the Witch & the Wardrobe The Silver Sword

こうしてPuffin Story Booksの編集を担うようになったEleanor Grahamですが、折しも戦争中だったこともあり、作業は思うように捗らず、ようやく刷り上がった第一回配本5冊(Worzel Gummidge by Barbara Todd、Cornish Adventure by Derek McCulloch、The Cuckoo Clock by Mrs Molesworth、Garram the Hunter by Herbart Best、Smoky by Will James)を目の当たりにしたときも、彼女は気持ちが沈み込むのを抑えることが出来なかったとか(When I saw the finished copies my heart sank, for I could see the bokseller's dilemma. You couldn't make a show of five thin little books, however good.)。そんな彼女がようやく満足できる1冊を世に送りだすことが出来たと実感したのが、1948年のA Child's Garden of Verses by Robert Louis Stevenson & Eve Garnett。以下、やはりMiscellany 6: Happy Birthday Puffinよりその出版経緯——
Allen Lane and I had spoken often about A Child's Garden of Verses, which we both wanted in the series. He said he would pay for a beautifully illustrated edition, and I chose Eve Garnett for it. A Iot of care was taken over the printing; indeed, the blocks were made more than once before the final form was achieved. I was afraid that something might be lost in this refining, but very little was. The cover always delighted me, with the wreath of pink-lipped daisies so in harmony with Stevenson's verses. To this I wrote the first of my prefaces on How the Book Came to be Written. It was number twenty-two in the series, and came out in 1948, seven years after the first Puffin saw print.
創刊から7年が経過してようやく通巻22号。年平均にすれば3冊そこそこ。よくこれで打ち切りにならなかったものです(実際、初期のPenguin Booksには、Ptarmigan BooksやPeacock Booksなど、創刊からほどなく姿を消したペーパーバック叢書も少なくありません)。その後、Eleanor Grahamが編集長の座を引く1961年までに全部で151羽の「ツノメドリ」が誕生。その中には、The Lion, the Witch and the Wardrobe by C. S. LewisやThe Silver Sword by Ian Serraillier など、現在も読み継がれているロングセラーも。なんか、好きなんだなー、ワタシ、このレトロチックな海鳥 が。折しも今日(たった今! 配達予定日は明日だったんだけれどね。Thank you, Amazon!)、届いた1冊の本。創刊70周年を記念して5月27日にPenguin Booksから刊行された、その名もPuffin by Design: 70 Years of Imagination 1940 - 2010 by Phil Baines。ふーむ、どれどれ。あー、なるほど。へー、そうだったのか。あっ! こ、これは……。

Posted at 03:14 PM   |